わが子が教えてくれた写真のチカラ。

出産後初対面の長男(生後15分後)
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こんにちは。Fish Photo代表の笹屋耕二郎です。
このたびは、私たちのWEBサイトに来ていただき、ありがとうございます。
ここでは、Fish Photoの思いをお伝えしたいと思います。
少し長くなりますが、よろしければ、少しばかりお付き合いいただけますと幸いです。
今、日本の子どもの自己肯定感は、先進諸国の中でも最も低いと言われています。
しかし、子ども云々の前に、私自身も含めて、親世代の自己肯定感が低いのではないか?と痛感しています。
子どもが生まれたとき、私はうれしかったと同時に底知れぬ不安を感じていました。
こんな時代に、自分に子育てなどできるのか?と。
父親になることへの自信が持てず、逃げ出したくなりました。
この子を愛しているのは間違いないけれどわが子に上手にその気持ちを伝えられるだろうか?
伝え方を間違えて、すれ違い、失敗しないだろうか?
そんな不安に駆られながら生まれて間もないわが子をじっと見つめていたとき、彼は満面の笑みで私に笑いかけてくれました。
周囲のすべてを信頼しきってひとかけらの邪念もない笑顔で。
そのとき、私は思ったのです。
この子は、ありのままでパーフェクトな存在だ。
この子が生まれてくれて本当によかった。
この瞬間をいつまでも忘れずに一緒に成長していこう。
そして、今の気持ちを持ち続けることができたら、親は、子育てのプロセスで顔を出す不安の数々を笑顔で打ち消すことができるのでは? と。
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乳児期の赤ちゃんをもつ親はわが子が「笑った」といってはつられて笑顔になり、「ハイハイできた」といっては拍手をし、「立った」「歩いた」ともなれば飛び上がって喜びます。
しかし成長とともに自我が芽生えて生意気になってくると、わが子の赤ちゃん時代の記憶は薄れ、つい感情的になって叱ったり、「いい子」でいてほしいと願ったりします。
同じ年のほかの子と比べてできないことが目についてイライラしたり、思春期にもなればケンカすることもあるでしょう。
そんなとき、あの赤ちゃん時代のわが子がフレームの中から自分に微笑みかけてくれたら。
わが子が生まれたときの喜びを思い出すことで、どんなに子育てにイライラしていたとしても、深呼吸して落ち着くことができるんじゃないだろうか。
難しい時期のわが子への向き合い方も変わってくるんじゃないだろうか、と
そう思うようになりました。
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等身大ベビー写真はまた、大人だけでなくお子さま自身にもメリットがあります。
お子さまは、自分の赤ちゃん時代の等身大写真を目にするたびに、
「自分は祝福されてこの世に生まれてきたんだ」
「自分は愛されているんだ」という思いで満たされます。
周囲の大人に愛され、認められる感覚はその子の自信のもとになる自己肯定感となり、その後の成長をしっかりと後押ししてくれるはずです。
そしていつの日か、お子さまは成長し、恋をして、家庭を持ち、親になるかもしれません。
そしてわが子をその腕に抱いたとき初めて、自分の等身大写真を残してくれた両親の気持ちがわかる。
両親はどれだけ自分を愛してくれたか。
そのときこの写真は、お子さまにとって再び輝き始めることでしょう。
両親の宝物だったこの写真が、大人になったお子さま自身の宝物になる。
愛されて育った人は、子どもを慈しんで育てるでしょう。
そんな愛の連鎖反応を夢見ながら
私は今日も赤ちゃんと向き合っているのです。
あなたと、あなたの赤ちゃんにお会いできる日を心からお待ちしています。
Fish Photo 代表 笹屋耕二郎