この瞬間は私たちが撮る。
私たちスタッフは全員、子をもつ親です。
赤ちゃんが生まれた時の感動は計り知れないものがありました。
赤ちゃんは私たち親に安らぎを与えてくれていましたが、同時に今まで感じたことのない不安も。
日が経つにつれ、子育てのイライラで自分を責めたり、子どもを愛するからこそ知育や幼児教育などに興味を持つべきなのかと悩むこともありました。日々、心配事が増えていったように思えます。
そんな時、いつも目にした写真が私たち親を支えてくれました。
それは生まれた時に思いつきで撮った等身大写真。
その写真は私たち親の不安を和らげ、いつでも「生まれたあの時」の気持ちにさせてくれました。
たった一つの写真が「不安を安らぎ」に変えてくれたのです。
毎日のように信じられない事件や出来事がニュースで流れており不安が募る社会ですが、私たちは「等身大ベビーフォトが幸せな社会に貢献できるのではないか」と考えるようになりました。
社会の原点には家族があり、その「真ん中にいるのが子どもたち」だと気が付いたのです。
等身大ベビーフォトは、ただの写真ではありません。
喜びや不安や様々な感情の中で唯一ほっとする「あの時の記憶」が詰まったもの。
この写真は家族にこだわる「私たちが撮る。」そう思うようになりました。
私たちはプロフェッショナルの写真家としてファインダーを通し社会を見てきました。今の社会は多様な生き方に追いついていないように感じています。
私たちが考えるようになったのは、
「一人ひとりが幸せを感じられる社会」
「お互いの幸せを認め合える寛容な社会」
そして「子どもたちが希望をもてる社会」をつくることです。
私たちは一枚の写真が家族を幸せにして社会をも幸せにすると信じています。
Fish Photo 笹屋耕二郎